KISO SUZUKI!!!
木曽鈴木バイオリンは正式名称「鈴木バイオリン社」というらしいです。
もう一つ似ている名前で「鈴木バイオリン製造」というのがあります。
この2社は戦前は一つの会社だったのが、戦後の財閥解体で分離したそう。
前者が木曽福島に居を構えたため、通称"木曽鈴木"と呼ばれ、後者は"名古屋鈴木"と呼ばれたりします。
ちなみに木曽鈴木は現在は倒産してしまい存在しません。
その木曽鈴木のアコギです。実はここのギター、今までに2本所有しました、けっこう好きです(笑)
一つ目はグランドギターってやつで型番がWSF-50というモデルです。
見た目けっこう豪華で、ロゼッタやボディ周りに本物ではないでしょうが貝をあしらった装飾がされています!!
あとこいつの特徴はなんといってもサウンドホールが二つあるってことです!
不思議な響きがしますね☆
そしてネックがめちゃ三角です( ̄▽ ̄)
はじめはびっくりしたけど、まあやっぱり慣れです(*^_^*)
トップがスプルースで、バック&サイドはローズウッドorオバンコールの全合板です。
指板&ブリッジもローズウッドみたいですね!
ネック形状はけっこうな三角なんですけどナット幅は狭めで、全然握りにくくはないですね!
テンションも割と緩めで(ギブソンスケールなのかもですね)けっこう軽い感じに鳴ってくれます☆
2本目はWー150というモデルです。
こちらはザ・フォークギターなルックスです!
おそらくマーティンのDー28をオマージュしたんでしょうかね(*^_^*)
全合板ですがトップがスプルースで、バック&サイドはローズウッドです。
なんか同じ型番でメイプルセンターの3ピースバックもあるそうなんですが、僕のは2ピースバックです。
確かに3ピースバックのほうが木曽鈴木っぽいですけどね(*^_^*)
指板&ブリッジはローズウッドのようなんでDー28というよりDー21のコピーですかね(*^_^*)
このギターはゼロフレット仕様です。これはフレットがナットのすぐ横に打たれてるもので、なんでも当時はナットを作る技術がしっかりしてなかったために作られたものだそうです。
利点としては開放弦も押さえてる弦の二者間で音の差異が小さいということです。
どちらもフレット(金属)からの音が鳴りますからね。
普通は開放弦はナット(非金属)・押さえてる弦はフレット(金属)なので差異が出ます。
ナット製作技術向上により使われなくなりましたが、最近再評価を受けているようですね。
アコギではないですが、ギブソンのレスポールなんかにゼロフレット仕様ってやつがありますよね(*^_^*)
脱線したので。。。
僕のギターですが前者のギターに比べるとネックはUシェイプでより太めです。
音もより重めです。
ジャパンビンテージあなどるなかれ🎶