'82 F-20 GUILD
今回はギルドです!
F-20というスモールサイズのアコギで、僕のバースイヤーの1982年製です。
もうそのころからエピフォンがギブソンに買収されるという話が出ていて(1957年に買収)、それが気に食わないマンがエピフォンの職人さんたちをごっそり引き連れてギルドを立ち上げたというわけだ。
なのでいわゆるニューヨークエピフォンと呼ばれる頃のエピフォンの品質は、ギブソンではなくギルドで生き続けることになったのだ。
それからのギルドはマーティン・ギブソンと並んでビッグ3と呼ばれていたぐらいの栄華を極めた。
日本のミュージシャンでも愛用者が多く、アメリカでは現在でも根強い人気がある。
ただ日本ではあまり人気がないため目にすることはそんなに多くないメーカーなのです。
ビンテージの個体にしても買付値は高く(アメリカでは大人気)、売価は安い(日本では不人気)ため取り扱う数はどうしても少なくなるのだそう。
アコギ界の大不況を乗り切れずに、1995年にはフェンダーの傘下に入ります。
これ以降のギルドはめっきり評判が悪いようですね。
おそらく良し悪しというより、それまでのギルドとは違う音になったってことじゃないかなあって想像はしてるのですが、近年のは試奏したことないのでわかりません( ̄▽ ̄)
そして2014年コルドバ社に買収されました。
忙しいですね(*^_^*)
さて、長い長い^o^
僕のバースイヤーギルドですが、このF-20は1956~1987年に製造されたモデルです。
トップ スプルース
バック&サイド マホガニー
指板&ブリッジ ローズウッド
ボディはマーティンで言うところのシングル・オーぐらいの大きさです。
スケールは25.5インチなのですが、元々は24.75インチだったものが77年ぐらいから変わったようです。
そしてバックが合板でアーチ・バック仕様になっています。
おそらく音量を稼ぐためではないか、ということです。たしかにボディサイズを考えると音量はけっこう大きいですね。
フラットバック仕様の個体もあって(というかそっちのほうか主流かも)、市場価格もフラットバックのほうが断然高いらしいです(*^_^*)
スモールサイズなんで立ち上がりもよいので指弾きでも気持ちいいし、音量あるのでフラットピックでの演奏もいけますね!!!