'70 D-18 MARTIN
さあさあ、またD-18なのです!!!
なんでしょう、初マーティンは28でそれはそれで好きなんだけど、18のほうがずっと気持ちよく弾いてられるんだなあ。。。。
不思議なもんだ!!!
基本スペックは82年のD-18と同じですが、
グローバーパテントチューナー
指板&ブリッジがブラジリアンローズウッド
この二点が相違点ですね。
といっても二つ目がイレギュラースペックなのです。
割と有名なお話しですが、ブラジリアンローズウッド(ハカランダ)がワシントン条約により使用制限がかかったために、マーティン社ではそれまでローズウッドの標準仕様で使用してきたブラジリアンローズウッドを1970年にインディアンローズウッドに変更いたします。
なので僕のこの70年製のD-18も仕様としてはインディアンローズウッドになってるはずなのですが、やっぱり急にパッとは変わらないもので、まだ材が混在してつかわれていたようです。
余談ですが、スタイル18の場合はブラジリアンローズウッドが使われていても指板&ブリッジなんで60年代と70年代ではそこまで相場は大きく変わりませんが、バック&サイドがローズウッド仕様の28や35は69年製と70年製じゃ相場が倍ぐらい(もっとかも。。。。)違ってきます。
死ぬまでに一本はブラジリアンローズウッドの28を手に入れてみたいなあ(^^)
それは置いといて、僕のこの70年製のD-18ですが、マーティンにしては珍しくけっこう汚いですね、まあトップにいくつかクラックリペア歴があるのはいいとして、割と打痕や汚れが目立つんですよねえ。
バックも塗装剥がれみたいなのがいくつもあります。
が、ありがたいことにそのおかげで安かったのです(笑)
相場からするとかなり割安だったので、理由を聞いてみると
1、ピックガードが張り替えられてる
2、クラックリペア歴がいくつかある
3、全体的に外見の状態がよろしくない(汚い)
以上の三点で、楽器として不具合はまったくないとのこと。
じゃあ買うだろ(笑)
音も天然のリバーブがかかったみたいな音で、D-28みたいな低音ガツンではないけど、低音から高音までバランスいいまとまった鳴り方をしてくれます。
そしてフラットピックでかき鳴らすとバック板から振動がズンズン感じられて、弾いてて気持ちいいです。
実は同じ仕様(70年製のハカランダ指板&ブリッジ)の個体を購入店ではないところで、他にも3本試奏したのですが、僕の個体が一番よく鳴ってくれて一番安かったです♪♪
まあ、ダントツで汚いんですけどね(^^)
楽器なんで自分が気にいった音を出してくれたら、それが一番いいですよねえ♪
そしてネックはいい塩梅でとても握りやすいですね、ギブソンから握り変えると切に思います(笑)とはいってもギブソン50年代の太めのグリップも好きなんですけどね☆
マーティンの中では一番のお気に入りですね☆
やっぱり小汚い外見のほうが好きなのかなあ(^^)