ニョッキの思うがままに

タイトルのまんま、思うがままにそのときに思うことを☆

チャンピオンズリーグ ファイナル

最近の傾向とは全く離れますが、UEFA CHAMPIONS LEAGUEの決勝があったので、まあ避けては通れませんね(*^_^*)

2シーズンぶりでしたかね、 マドリッドダービーの決勝ですね。

同国対決すらレアなのに、ダービーだし決勝再戦だし、なかなかお目にかかれない対決でしたね!

が、しかし!!!
まだ試合を見ていません(笑)
結果はまあどうしても耳に入ってくるので知っちゃってるんですが、ヨーロッパマスターって感じですよねえ、レアルは(*^_^*)

帰ってからゆっくりみよーっと☆

'81 D-28 CUSTOM MARTIN

さてと、ギブソンはひとまず終了ですねー☆

ギブソンと対極の立場にある、のかどうかはわからないですが(笑)
よくギブソンと二大巨頭として語られるアコースティックギター界の絶対王者マーティン。

まー、ここ何年かはテイラーの売り上げが世界一になっているようで、売り上げに関してはこの新しいメーカー(1974年設立)に後塵を拝しているマーティンですが、やはり人気はとても根強いですねえ!!!

そのマーティンが誇る代表機種のうちの一つで永遠のスタンダード、D-28。
1931年に初めて発表されました。

スタイル28自体は1800年代からあったらしいですが、イギリス艦隊の名前を冠したドレッドノートタイプの28は1931年が初年度です。

また発表当時は現在のドレッドノートの形ではなく、スロープショルダー(ギブソンのラウンドショルダー)でした。
そして12フレットジョイントのスロテッドヘッドでした。

1934年に14フレットジョイントになりました。
それ以降、ブレイシング・チューナー・ピックガード・ポジションマーク等々いろんな仕様変更がなされてきてます。

今年2016年はドレッドノート誕生100周年で特別モデルもNAMMショーで披露されていましたね。

18年後の2034年のD-28の100周年モデルに期待が高まりますねええええええ!!!
ちょっと早とちりしすぎですな(^^)


はい、僕のギターに行きましょう。
実は純粋なD-28ではありません。
当時のD-28標準スペックをベースにいくつかカスタムオーダーで変更がなされたものです。

   ショートサドル → ロングサドル
セルバインディング無 → セルバインディング
  黒色ピックガード → べっ甲柄ピックガード

以上が当時の標準スペックと異なる点です。

ただビンテージ仕様を狙ったのかというとそうでもないみたいです。
ヘリンボーントリムでもなく、ブレイシングもスタンダードXブレイシングのようです。

もう1点、それは特にオーダーではなかったはず、ということらしいのですが、初期段階でおそらく指板が張り替えられているのではないかとのことです。
指板自体はブラックエボニーなのですが、ポジションマークがスノーフレークスインレイです。

なのでけっこうヘンテコリンで唯一無二の仕様になっています☆

ウッドマテリアルは王道の

トップ      スプルース    
バック&サイド  ローズウッド   
ネック      マホガニー     
指板&ブリッジ  ブラックエボニー

でございます。

ロングサドルのせいなのかわかりませんが、ノンスキャロップドブレイシングにしては立ち上がりがとてもよくて、28らしく前面に音がドーンと出ていく迫力のある音です。

やっぱりアコギの王様は押さえとかないとね☆
カスタムだけど。。。。

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'67 LG-0 GIBSON

ちびギブソン3弾目です!!

1967年製のLG-0です。

LG-0の歴史はちびギブソンの中では新しいほうです。

まずLGシリーズの長男は1942年発表のLG-2です。

そしてそれが好評だったので、
より多くの人に楽しんでもらえるようにと1947年にLG-1を発表します。
LG-2と大きく変わった仕様はブレイシングで、ラダーブレイシングというその名の通り梯子のように平行にブレイシングが組まれています。


そして1958年、マホガニートップ・ビス止めピックガードという仕様変更もあってLG-1の廉価版ということでLG-0が発表されました。

ビンテージギブソンの中ではモノによっては10万前後から手に入れることができ、そういう意味で人気の機種でもあります。

ルックスもかわいらしいし、ボディサイズもちっちゃいし、特に60年代後半のナローナットも相まって女性にもとても人気だということです。

僕の67年製の個体も39mmほどのナローナットです。
正直言うとあんまり得意じゃないんですよねえ、いやむしろ苦手です(笑)
ネック自体もとても華奢なので、指が華奢な人にはとてもいいんでしょうけど。。。

ただ音はとてもいいんですよねえ、泥臭くて弾いてて飽きないですねえ。

ブリッジがオリジナルのプラスティックブリッジからローズウッドのブリッジに張り替えられているのですが、十分軽快な感じで鳴ってくれます。
プラスティックブリッジだったらもっとカランコロンに鳴ってくれるんでしょうねえ。。。

ラダーブレイシングの個体には避けられない現象としてトップ板の膨らみがありますが、僕のもぷっくりキテますね(^^)
今はなんとか弦高は落ち着いてますが、これ以上はノーサンキューです(笑)

いいLG-1(できれば50年代)を見つけたら買い替えたいかなあと思ってる今日この頃ですが、手元にあるうちはいい付き合いをしてもらいましょう♪♪

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'48 LG-2 GIBSON

やってまいりました、ちびギブソンのコーナー☆

今回は1948年製のLG-2です。
びっくりするぐらい鳴ります(笑)

LG-2はLシリーズの後続機種として1942年に発表されたモデルです。
J-45やサザンジャンボも同年の発表ですね。

もしかしたらこのLG-2(LG-3)のさらに機種であるB-25(B-25N)のほうがより有名だったりするかもしれません。

1962年に LG-2(LG-3) → B-25(B-25N) の変更がなされます。
B-25のほうが数自体も多いですし、目にすることも多いですもんね!!


さあそんなこんなでサクっと変遷をみましたが、
とりあえずLG-2発表当時のスペックは以下の通り。


14インチちょっとのボディサイズ
24.75インチスケール
19フレット仕様
14フレットジョイント
スキャロップド Xブレイシング
レキュタンギュラ―ブリッジ
ロングサドル
スモールピックガード
スクリプトロゴ
バナーヘッド

こんな感じでしょうか。
ちなみにウッドマテリアルはJ-45とほぼ同様ですが、サイドが合板となっています。

J-45と同様にウォータイム(戦時中)に関しては標準スペックというものがないに等しく

トップにマホガニーやメイプルが使われてたり、
バック・サイド・ネックにもメイプルが使われてたり、
ネックブロックにポプラが使われてたり。

というように、波乱万丈だったみたいです(^^)


戦後になってやっと材供給も落ち着いてきてLG-2のナチュラルバージョンであるLG-3も1946年に発売されました。


年代の違いによる標準スペックの変更はJ-45とほぼ同じなので、ほんとにJ-45のちょっとちっちゃいバージョンっていう認識でいいんじゃないかなと個人的には思っております(^^)


ここから僕の48年製のLG-2なんですが、先のCF-100Eの記事で書いた通り、あるビンテージ店の店長にそそのかされた(笑)のがきっかけで所有するに至りました!

もともとは50年代の個体を探していたのですが、同年代の16インチモデル(J-45やサザンジャンボ等)ほどはいかないものの、値段がまあ高い。。。。

LG-2の値段が高騰してるというのは、ちらほら聞いてはいたのですが実際に気合い入れて探してみると思い知らされましたねえ(^^)

まあ気長にやっていこうと思い始めた矢先!!!!
某大手楽器店にフラっと立ち寄ったときにこの個体を発見!!!

なんか決算セールみたいな感じでちょうど安くなってて40年代の個体がこの値段で!?
テレビショッピングの売り文句みたいなのが頭でこだましました(笑)

でもしっかり吟味しないと東京は大都会やし、怖かけんねええ(^^)
ってことでしっかりみっちり試奏させていただきましたよ☆

まーなんか消耗品(ナット、サドル、ペグ)がオリジナルじゃないのと、クラックリペアがあるのと、在庫期間が長いのもあって決算セールで売っちゃいましょうっていう値下げだったらしく特に難ありではなかったのです。

外見は自分でも確認したし、やっぱり鳴りがすごい。。。。
好みになるんでしょうけど、個人的には枯れたビンテージの音が好きなんですよねえ。

ボディサイズが違うので鳴り方は違いますが、鳴り自体は16インチに負けず劣らずです。
フラットピックでかき鳴らすのはもちろん、爪弾くだけでもきっちり粒立ちのいい音でなってくれます。

この鳴りにはU字型の太いネックも大きく貢献してるはずです☆
ぼくは意外とイケたのですが、太すぎて弾きにくいという声もけっこう聞きますねえ。

同じレギュラーナットでも60年代前半の薄いネックに比べると本当に太いです(笑)
ただ僕は逆にナロ―ネックが苦手なタイプなのでばっちりです☆
手が小さいから握りこむ弾き方はちょっと難しいですけどねー(^^)

シンプルにかっこいいスモールギブソンです!

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'53 CF-100 GIBSON

さてと、16インチボディはここまでで、これからチビサイズのギブソンのコーナーに入ります☆

ちびギブソンの一発目は超レアギター、知る人ぞ知るCF-100Eです。

ジョンレノンの愛器であるJ-160Eよりも先にエレアコとして発売されたモデルです。

ボディサイズはマーティンの00と同じぐらいの14インチちょっとです。

LGシリーズとボディサイズは一緒なんですが、こちらのモデルの大きな特徴はフロレンティンカッタウェイ(サリーちゃんのパパの頭みたいなやつ)仕様だということでしょうかねえ。

この前身は1950年に発表されたCF-100で、エレアコ仕様ではなく普通のアコギでした。

そして、その翌年の1951年に初(?)のエレアコとして誕生したのがCF-100Eです。
CF-100のネックと指板の間にP-90を搭載したモデルです。

近年、某ブリッジストーン楽器とのコラボでCF-100・CF-100Eとも復刻版が発売されてますね!

何本か試奏されて頂いたのですが、個人的にはネックが50年代仕様になっててとても気にいりました。

ビンテージな感じはもちろんないですが、50年代仕様の太目のネックやロングサドルの影響か、チビサイズとは思えないほどよく鳴るなあと思いました。

ただ、これ新品だと高いんですよねえ。。。43万だったかな、もうちょっと頑張ればビンテージ買えるやないか。。。。

ただこの機種はもともと製造された数自体が少なくて、なおかつ今でも楽器としてちゃんと使える個体となると、オリジナルの個体はモノ自体にお目にかかることが難しいのです(^^)

ビンテージ店の方も口をそろえて「CF-100(E)はないよおおお、めったなことでは入荷しないなあ」って言ってましたねえ。。。

手頃で手に入れたければ、奥田民生さんシグネチャーとして発売されているものもあって、ご本人所有のオリジナルのCF-100Eを復刻したモデルなのですが、いかんせんカラーがものすごいことになっているので、ちょっと手出しにくいかなあ(笑)

そしてあるビンテージ店の方に「とりあえずいいLG-2でも買っといたら?CF-100Eがもし出たときはそのとき考えたらいいよ」って言われた。

確かにいつ出てくるかもわからないのをずっと待っているよりそっちのほうが現実的だなと思って、急がずに探していたのですがLG-2のいい個体にたまたま出会って、しかもちょうど安くなってたので購入!!

これで気長に待ってみようかなあと思っていたら、なんとすぐに53年製のCF-100Eを発見!!!!!!
試奏させてもらってちょっと気になる点はあったけど、相場よりかなり安い値段からさらに割り引いてもらったのでムリしてお買い上げー(笑)

こんなに早く見つかるとは思ってなかったけど、これを逃すと次いつになるかわからないと思うとね。。。。。

まあ、そんなこんなで父の生まれ年に作られたCF-100Eがやってきたわけですが、まあやたらかっこいいですねえ。

音も渋いし、チビサイズならではのレスポンスのよさもあって且つよく鳴ります♪

オリジナルはなかなか見つからないけど、復刻版はけっこういいと思うので気になる方は試奏しに走ってみてください。

現行品に慣れてる方にはネックがけっこう太く感じるかもですが、まあ慣れでしょう(^^)

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'76 J-45 GIBSON

50年代、60年代と来て、さあ今日は70年代です!!!!
ちなみに僕が初めて手にしたビンテージギブソンです☆


この時期のJ-45の仕様はちょっと変わってます。

というのもギブソンは1969年にノーリンという会社に買収され、そのノーリンの意向がスペックに反映されているというわけでございます。


1.まず型番が ”J-45/50”というどっちつかずなネーミング!

2.ボディがラウンドショルダー(なで肩) →  スクエアショルダー(いかり肩)

3.ブリッジが アッパーベリー → ダウンベリー

4.スケールが ショートスケール → ロングスケール

5.ブレーシングが ノーマルXブレーシング → ダブルXブレーシング

ざっくりと挙げるとこんなものでしょうか、ペグだったりボディバインディングだったりと他にもちょこちょこ変更したりしてますが、主要な部分は上の5つかなあと、個人的に(^^)


まず、70年代のギブソンアコースティックはすこぶる評価が悪いです(笑)
最悪です(笑)ボロクソです(笑)

その最も大きな原因だと言われてるのが5番のブレーシングの変更ですね、先に述べた通りノーリンの意向でそうなったのですが、ですが特にノーリンが悪いとかではないとは思います。

なんかそのころは弦のゲージ(太さ)を大きくするのが流行ってたらしく、そうするともちろん本体にかかる負担が大きくなるので、トップ板の強化のためにダブルXブレーシングにしたんですってー。

ただそうすると強固にはなるんですけど、振動が抑えられてしまうのでよく言われる”70年代のギブソンは鳴らない”ってことになるみたいです。

個人的には言うほど大きく差はないとは思うのですが、初のビンテージギブソンだったのでそう思いたくなかったのかもしれません(笑)

ただその評価のおかげで人気が全くなく(笑)市場価値もそんなに高くないのでビンテージギブソンの中では比較的安価な価格で手にすることができます☆
なのでこの時期のギブソンが好きな方はラッキーなのです♪

僕の76年製のやつも、他の70年代のものもいくつか試奏した上で決めた個体なので個人的にはけっこう鳴ってたと思います☆
まー、この年代に限らずギブソンは個体差が比較的激しいのがチャームポイントなので♪

ビン

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テージのギブソン欲しいけど、ちょっと高すぎて手が出しにくい~って言う方は一度試奏してみるといいかもですね!!!

'70s J-40 GIBSON

ギブソンビンテージの中でも、けっこう珍しいタイプのギターです。

70年代にちょこっと発売されたJ-40です。
ほとんど同時期のJ-45とほぼ同じですが、扱いとしてはJ-45の廉価版だということです。


スペック的にはJ-45と同じですが、材等の質に差があるのかもしれません。

あとスペックで大きく違う点というと、ピンレス(ブリッジピンなし)タイプだということでしょうか。
単純に弦交換が楽です(笑)

あと色もかなり独特です、なんという色かというと難しいですが、数年前にリミテッドエディションで出たJ-45のコブラバーストという色に近いですね!!

個人的にはなかなか渋くていいなあと思うのですが、ギブソンっぽくないのか全く人気がなかったらしいです。
J-45コブラバーストも同様に人気がなかったようです(笑)

僕の個体はヘッドの裏に”SECOND”の刻印があります。
そのままの意味でB級品という意味らしいのですが、そのほとんどは塗装のミスだったらしく、楽器としての質には支障はないということです。

ということで、お得です(笑)
とはいっても、ギブソンのどん底時代だし数もかなり少ないので出会うこともほとんどありませんが(^^)

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