ニョッキの思うがままに

タイトルのまんま、思うがままにそのときに思うことを☆

'48 LG-2 GIBSON

やってまいりました、ちびギブソンのコーナー☆

今回は1948年製のLG-2です。
びっくりするぐらい鳴ります(笑)

LG-2はLシリーズの後続機種として1942年に発表されたモデルです。
J-45やサザンジャンボも同年の発表ですね。

もしかしたらこのLG-2(LG-3)のさらに機種であるB-25(B-25N)のほうがより有名だったりするかもしれません。

1962年に LG-2(LG-3) → B-25(B-25N) の変更がなされます。
B-25のほうが数自体も多いですし、目にすることも多いですもんね!!


さあそんなこんなでサクっと変遷をみましたが、
とりあえずLG-2発表当時のスペックは以下の通り。


14インチちょっとのボディサイズ
24.75インチスケール
19フレット仕様
14フレットジョイント
スキャロップド Xブレイシング
レキュタンギュラ―ブリッジ
ロングサドル
スモールピックガード
スクリプトロゴ
バナーヘッド

こんな感じでしょうか。
ちなみにウッドマテリアルはJ-45とほぼ同様ですが、サイドが合板となっています。

J-45と同様にウォータイム(戦時中)に関しては標準スペックというものがないに等しく

トップにマホガニーやメイプルが使われてたり、
バック・サイド・ネックにもメイプルが使われてたり、
ネックブロックにポプラが使われてたり。

というように、波乱万丈だったみたいです(^^)


戦後になってやっと材供給も落ち着いてきてLG-2のナチュラルバージョンであるLG-3も1946年に発売されました。


年代の違いによる標準スペックの変更はJ-45とほぼ同じなので、ほんとにJ-45のちょっとちっちゃいバージョンっていう認識でいいんじゃないかなと個人的には思っております(^^)


ここから僕の48年製のLG-2なんですが、先のCF-100Eの記事で書いた通り、あるビンテージ店の店長にそそのかされた(笑)のがきっかけで所有するに至りました!

もともとは50年代の個体を探していたのですが、同年代の16インチモデル(J-45やサザンジャンボ等)ほどはいかないものの、値段がまあ高い。。。。

LG-2の値段が高騰してるというのは、ちらほら聞いてはいたのですが実際に気合い入れて探してみると思い知らされましたねえ(^^)

まあ気長にやっていこうと思い始めた矢先!!!!
某大手楽器店にフラっと立ち寄ったときにこの個体を発見!!!

なんか決算セールみたいな感じでちょうど安くなってて40年代の個体がこの値段で!?
テレビショッピングの売り文句みたいなのが頭でこだましました(笑)

でもしっかり吟味しないと東京は大都会やし、怖かけんねええ(^^)
ってことでしっかりみっちり試奏させていただきましたよ☆

まーなんか消耗品(ナット、サドル、ペグ)がオリジナルじゃないのと、クラックリペアがあるのと、在庫期間が長いのもあって決算セールで売っちゃいましょうっていう値下げだったらしく特に難ありではなかったのです。

外見は自分でも確認したし、やっぱり鳴りがすごい。。。。
好みになるんでしょうけど、個人的には枯れたビンテージの音が好きなんですよねえ。

ボディサイズが違うので鳴り方は違いますが、鳴り自体は16インチに負けず劣らずです。
フラットピックでかき鳴らすのはもちろん、爪弾くだけでもきっちり粒立ちのいい音でなってくれます。

この鳴りにはU字型の太いネックも大きく貢献してるはずです☆
ぼくは意外とイケたのですが、太すぎて弾きにくいという声もけっこう聞きますねえ。

同じレギュラーナットでも60年代前半の薄いネックに比べると本当に太いです(笑)
ただ僕は逆にナロ―ネックが苦手なタイプなのでばっちりです☆
手が小さいから握りこむ弾き方はちょっと難しいですけどねー(^^)

シンプルにかっこいいスモールギブソンです!

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