'53 CF-100 GIBSON
さてと、16インチボディはここまでで、これからチビサイズのギブソンのコーナーに入ります☆
ちびギブソンの一発目は超レアギター、知る人ぞ知るCF-100Eです。
ジョンレノンの愛器であるJ-160Eよりも先にエレアコとして発売されたモデルです。
ボディサイズはマーティンの00と同じぐらいの14インチちょっとです。
LGシリーズとボディサイズは一緒なんですが、こちらのモデルの大きな特徴はフロレンティンカッタウェイ(サリーちゃんのパパの頭みたいなやつ)仕様だということでしょうかねえ。
この前身は1950年に発表されたCF-100で、エレアコ仕様ではなく普通のアコギでした。
そして、その翌年の1951年に初(?)のエレアコとして誕生したのがCF-100Eです。
CF-100のネックと指板の間にP-90を搭載したモデルです。
近年、某ブリッジストーン楽器とのコラボでCF-100・CF-100Eとも復刻版が発売されてますね!
何本か試奏されて頂いたのですが、個人的にはネックが50年代仕様になっててとても気にいりました。
ビンテージな感じはもちろんないですが、50年代仕様の太目のネックやロングサドルの影響か、チビサイズとは思えないほどよく鳴るなあと思いました。
ただ、これ新品だと高いんですよねえ。。。43万だったかな、もうちょっと頑張ればビンテージ買えるやないか。。。。
ただこの機種はもともと製造された数自体が少なくて、なおかつ今でも楽器としてちゃんと使える個体となると、オリジナルの個体はモノ自体にお目にかかることが難しいのです(^^)
ビンテージ店の方も口をそろえて「CF-100(E)はないよおおお、めったなことでは入荷しないなあ」って言ってましたねえ。。。
手頃で手に入れたければ、奥田民生さんシグネチャーとして発売されているものもあって、ご本人所有のオリジナルのCF-100Eを復刻したモデルなのですが、いかんせんカラーがものすごいことになっているので、ちょっと手出しにくいかなあ(笑)
そしてあるビンテージ店の方に「とりあえずいいLG-2でも買っといたら?CF-100Eがもし出たときはそのとき考えたらいいよ」って言われた。
確かにいつ出てくるかもわからないのをずっと待っているよりそっちのほうが現実的だなと思って、急がずに探していたのですがLG-2のいい個体にたまたま出会って、しかもちょうど安くなってたので購入!!
これで気長に待ってみようかなあと思っていたら、なんとすぐに53年製のCF-100Eを発見!!!!!!
試奏させてもらってちょっと気になる点はあったけど、相場よりかなり安い値段からさらに割り引いてもらったのでムリしてお買い上げー(笑)
こんなに早く見つかるとは思ってなかったけど、これを逃すと次いつになるかわからないと思うとね。。。。。
まあ、そんなこんなで父の生まれ年に作られたCF-100Eがやってきたわけですが、まあやたらかっこいいですねえ。
音も渋いし、チビサイズならではのレスポンスのよさもあって且つよく鳴ります♪
オリジナルはなかなか見つからないけど、復刻版はけっこういいと思うので気になる方は試奏しに走ってみてください。
現行品に慣れてる方にはネックがけっこう太く感じるかもですが、まあ慣れでしょう(^^)