'76 J-45 GIBSON
50年代、60年代と来て、さあ今日は70年代です!!!!
ちなみに僕が初めて手にしたビンテージギブソンです☆
この時期のJ-45の仕様はちょっと変わってます。
というのもギブソンは1969年にノーリンという会社に買収され、そのノーリンの意向がスペックに反映されているというわけでございます。
1.まず型番が ”J-45/50”というどっちつかずなネーミング!
2.ボディがラウンドショルダー(なで肩) → スクエアショルダー(いかり肩)
3.ブリッジが アッパーベリー → ダウンベリー
4.スケールが ショートスケール → ロングスケール
5.ブレーシングが ノーマルXブレーシング → ダブルXブレーシング
ざっくりと挙げるとこんなものでしょうか、ペグだったりボディバインディングだったりと他にもちょこちょこ変更したりしてますが、主要な部分は上の5つかなあと、個人的に(^^)
まず、70年代のギブソンアコースティックはすこぶる評価が悪いです(笑)
最悪です(笑)ボロクソです(笑)
その最も大きな原因だと言われてるのが5番のブレーシングの変更ですね、先に述べた通りノーリンの意向でそうなったのですが、ですが特にノーリンが悪いとかではないとは思います。
なんかそのころは弦のゲージ(太さ)を大きくするのが流行ってたらしく、そうするともちろん本体にかかる負担が大きくなるので、トップ板の強化のためにダブルXブレーシングにしたんですってー。
ただそうすると強固にはなるんですけど、振動が抑えられてしまうのでよく言われる”70年代のギブソンは鳴らない”ってことになるみたいです。
個人的には言うほど大きく差はないとは思うのですが、初のビンテージギブソンだったのでそう思いたくなかったのかもしれません(笑)
ただその評価のおかげで人気が全くなく(笑)市場価値もそんなに高くないのでビンテージギブソンの中では比較的安価な価格で手にすることができます☆
なのでこの時期のギブソンが好きな方はラッキーなのです♪
僕の76年製のやつも、他の70年代のものもいくつか試奏した上で決めた個体なので個人的にはけっこう鳴ってたと思います☆
まー、この年代に限らずギブソンは個体差が比較的激しいのがチャームポイントなので♪
ビン
テージのギブソン欲しいけど、ちょっと高すぎて手が出しにくい~って言う方は一度試奏してみるといいかもですね!!!